「#福袋」「#謹賀新年」「#マクドナルドの福袋2024」。企業のXアカウントのポストには、さまざまなハッシュタグがついています。
ハッシュタグは手軽につけられる一方で、「何個つければいいのか」「そもそも意味があるのか」と迷う担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、Xのハッシュタグの付け方と、何個までつけるのがいいのかを、Xのヘルプセンターの説明にそって解説します。そのうえで、企業アカウントがハッシュタグを使い分ける5つのパターンを、Relensで取り上げてきた実際の企業のポストとともに紹介します。
Xのハッシュタグとは
Xのヘルプセンター(新しいタブで開きます)では、ハッシュタグを「キーワードやトピックを分類するために使われる」ものと説明しています。キーワードの前に「#」をつけると、そのポストが分類され、Xの検索に表示されやすくなります。
ハッシュタグのついた言葉をタップすると、同じハッシュタグがついたほかのポストを一覧で見られます。また、特に人気のあるハッシュタグは、トレンドに表示されることがあります。
Xのハッシュタグの付け方
ハッシュタグは、キーワードの前に半角の「#」をつけるだけです。
- 例:#福袋 #謹賀新年 #マクドナルドの福袋2024
ハッシュタグは、ポストの本文のどこにでもつけられます。文の途中でも、最後にまとめてつけても機能します。
ハッシュタグが青くならない(機能しない)とき
ハッシュタグにスペースや句読点が含まれていると、正しく機能しません。
Format
- #新春福袋2027
- ハッシュタグとして機能する
- #新春 福袋
- 「#新春」までしかハッシュタグにならない(スペースで区切られる)
- #福袋、
- 句読点の前で区切られる
複数のハッシュタグを並べるときは、ハッシュタグとハッシュタグの間にスペースを入れます。
ハッシュタグは何個までつけるのがいい?
Xのヘルプセンターでは、1つのポストに使えるハッシュタグの数に上限はないとしたうえで、1つのポストに使うハッシュタグは2つまでにすることをおすすめしています。
また、Xのルール(新しいタブで開きます)では、1つのポストや複数のポストにまたがって、無関係なハッシュタグを過剰に含めることがスパムとして禁止されています。
数を増やすより、ポストの内容に関係のあるハッシュタグを、多くても2つまでに絞るのが基本です。
「ハッシュタグは意味ない」と言われるのはなぜ?
「Xのハッシュタグは意味ない」という声を見かけることがあります。ハッシュタグをつけても、それだけでポストが大きく広がるわけではない、という実感から出てくる言葉でしょう。
Xのヘルプセンターで説明されているハッシュタグの役割は、ポストを分類し、検索に表示されやすくすることです。つまり、ハッシュタグが役に立つのは、そのハッシュタグで検索したり、タップして一覧を見たりする人がいるときです。
誰も検索しないハッシュタグをつけても、見てもらえる機会はほとんど増えません。逆に、「#福袋」や「#謹賀新年」のように、その時期に多くの人が見ているハッシュタグや、自社のキャンペーン名のように、参加者が検索するハッシュタグなら、意味があります。
「意味があるかどうか」は、ハッシュタグそのものではなく、誰がそのハッシュタグを見に来るのかで決まります。
企業アカウントのハッシュタグ、5つの使い分け
Relensで取り上げてきた企業のポストを見ると、ハッシュタグの使い方は大きく5つに分けられます。
Patterns
-
01モーメントのハッシュタグ
目的
その時期に話題を探している人に見つけてもらう
例
#謹賀新年 #福袋 #年賀状
-
02ブランド・商品名のハッシュタグ
目的
自社や商品の話題をまとめる
例
#キリン晴れ風 #ミスタードーナツ #コメダ
-
03企画専用のハッシュタグ
目的
1つの企画の投稿をまとめ、参加者が検索できるようにする
例
#マクドナルドの福袋2024 #ファミマのお年玉 #ポテトML250円
-
04参加型のハッシュタグ
目的
フォロワーに使ってもらい、意見や投稿を集める
例
#バーガーの大逆襲 #チキンの貫禄
-
05コラボのハッシュタグ
目的
コラボ相手のファンにも見つけてもらう
例
#袋井SEMコラボ #ポケモン
1. モーメントのハッシュタグ:時期の話題に乗る
元日の「#謹賀新年」、お正月の「#福袋」や「#年賀状」など、季節のモーメントに合わせたハッシュタグです。その時期にハッシュタグをたどってポストを探す人に、自社のポストを見つけてもらえます。
ローソンの元日のポストは、あいさつの本文に「#謹賀新年」を1つだけつけていました。モーメントのハッシュタグは、本文の内容とそのモーメントが合っているときに使うのが前提です。
2. ブランド・商品名のハッシュタグ:自社の話題をまとめる
キリンビールは、パッケージをポチ袋にしたポストに「#キリン晴れ風」と商品名のハッシュタグをつけていました。商品名のハッシュタグは、その商品についての投稿をあとからまとめて見られるようにするほか、ファンが感想を投稿するときの目印にもなります。
3. 企画専用のハッシュタグ:1つの企画をまとめる
マクドナルドは、福袋の告知に「#マクドナルドの福袋2024」をつけていました。ポテト型の加湿器を先に見せるポストと、福袋の詳細のポストの両方に同じハッシュタグがついているので、ハッシュタグをたどれば企画全体を追えます。
ファミリーマートの「#年末年始はファミマツケン」も、年末から元日まで続くキャンペーンのポストをまとめるハッシュタグです。複数のポストにまたがる企画では、企画専用のハッシュタグを1つ決めておくと、フォロワーが情報を追いやすくなります。
企画専用のハッシュタグには、「2024」のように年を入れておくと、翌年以降の同じ企画と区別できます。
4. 参加型のハッシュタグ:フォロワーに使ってもらう
KFCは、新商品のバーガーの発売に合わせて「KFCの看板商品はチキン?バーガー?」と問いかけ、「#バーガーの大逆襲」か「#チキンの貫禄」のどちらかをつけて引用リポストすると当選確率が上がる、というキャンペーンを行いました。
参加型のハッシュタグは、フォロワーが自分の投稿につけて使うものです。2つのハッシュタグを用意して「どちらを選ぶか」を投稿してもらうと、ハッシュタグを見るだけで意見の分布がわかります。
キャンペーンでハッシュタグを使ってもらう場合は、Xのキャンペーンに関するガイドライン(新しいタブで開きます)で、ハッシュタグはポストの内容に関係するものにするよう求められています。詳しくはフォロー&リポストキャンペーンの設計で解説しています。
5. コラボのハッシュタグ:相手のファンにも届ける
静岡県袋井市のキャラクター「ふっぴー」のアカウントは、アイドルマスター SideMのユニット「S.E.M」とのコラボの年賀状テンプレートを告知するポストに「#袋井SEMコラボ」とつけていました。
コラボのハッシュタグは、自社のフォロワーだけでなく、コラボ相手のファンが情報を探すときの入り口になります。コラボ相手と同じハッシュタグを使うよう、事前にすり合わせておくのがおすすめです。
企業アカウントがハッシュタグで気をつけたいこと
関係のないトレンドのハッシュタグに便乗しない
Xのルールでは、トレンドや人気のハッシュタグを、会話の信頼性を損なったり操作したりする目的で使うことが禁止されています。自社の商品と関係のないトレンドのハッシュタグをつけて注目を集めようとするのは避けましょう。
ポストの内容と関係のあるトレンドなら、参加すること自体は問題ありません。たとえば、「#猫の日」に自社のキャラクターが猫になるポストを出すのは、内容とハッシュタグが一致しています。
配慮が必要な日のハッシュタグは慎重に
震災の日や終戦の日など、配慮が必要な日のハッシュタグに、宣伝のポストをつけるのは避けます。予約投稿を入れている場合は、その日に宣伝のポストが入っていないかも確認しておきましょう。
2つまでに絞るなら、どれを残すか
ハッシュタグを2つまでに絞る場合は、「モーメントのハッシュタグ」と「企画専用またはブランドのハッシュタグ」の組み合わせが使いやすいです。
- 例:福袋の告知なら「#福袋」と「#○○の福袋2027」
- 例:元日のあいさつなら「#謹賀新年」と「#ブランド名」
季節のモーメントの定番ハッシュタグ一覧
企業アカウントがよく使う、季節のモーメントのハッシュタグをまとめました。Relensのモーメント記事では、各モーメントの企業のポストの事例を紹介しています。
Hashtags
-
元日・お正月1月
- 定番のハッシュタグ
- #謹賀新年 #あけおめ
-
初売り・福袋1月
- 定番のハッシュタグ
- #福袋 #初売り
-
お年玉・年賀状1月
- 定番のハッシュタグ
- #お年玉 #年賀状
-
箱根駅伝1月
- 定番のハッシュタグ
- #箱根駅伝
-
共通テスト・受験シーズン1月
- 定番のハッシュタグ
- #共通テスト #受験生応援
-
節分・恵方巻2月
- 定番のハッシュタグ
- #節分 #恵方巻
-
バレンタインデー2月
- 定番のハッシュタグ
- #バレンタイン #バレンタインデー
-
猫の日2月
- 定番のハッシュタグ
- #猫の日
-
桜開花・お花見3〜4月
- 定番のハッシュタグ
- #桜 #お花見
-
エイプリルフール4月
- 定番のハッシュタグ
- #エイプリルフール
-
新年度・新生活4月
- 定番のハッシュタグ
- #春から #新社会人
-
母の日5月
- 定番のハッシュタグ
- #母の日
-
父の日6月
- 定番のハッシュタグ
- #父の日
-
七夕7月
- 定番のハッシュタグ
- #七夕 #願い事
-
十五夜・お月見9月
- 定番のハッシュタグ
- #十五夜 #中秋の名月
-
ハロウィン10月
- 定番のハッシュタグ
- #ハロウィン
-
ポッキー&プリッツの日11月
- 定番のハッシュタグ
- #ポッキーの日
-
ブラックフライデー11月
- 定番のハッシュタグ
- #ブラックフライデー
-
クリスマス12月
- 定番のハッシュタグ
- #クリスマス #メリークリスマス
-
大晦日・年越し12月
- 定番のハッシュタグ
- #大晦日 #年越し
ハッシュタグの表記ゆれ(「#バレンタイン」と「#バレンタインデー」など)がある場合は、投稿の前に実際にハッシュタグを検索して、その年にどちらがよく使われているかを確認するのがおすすめです。
よくある質問
Xのハッシュタグは何個までつけられますか?
上限はありません。ただし、Xのヘルプセンターでは、1つのポストに使うハッシュタグは2つまでにすることをおすすめしています。また、無関係なハッシュタグを過剰につけることは、Xのルールでスパムとして禁止されています。
Xのハッシュタグは意味ないのですか?
ハッシュタグの役割は、ポストを分類し、検索に表示されやすくすることです。誰も検索しないハッシュタグをつけても効果は限られますが、季節のモーメントのハッシュタグや、キャンペーン名など、実際に検索・閲覧する人がいるハッシュタグなら意味があります。
ハッシュタグが青くならないのはなぜですか?
ハッシュタグにスペースや句読点が含まれていると、そこで区切られてしまい、正しく機能しません。ハッシュタグにしたい言葉は、スペースや句読点を入れずにつなげて書きます。
ハッシュタグはポストのどこにつければいいですか?
ポストのどこにつけても機能します。文の途中に入れても、最後にまとめてつけても構いません。
企業アカウントは、どんなハッシュタグを使えばいいですか?
季節のモーメントのハッシュタグ、ブランドや商品名のハッシュタグ、企画専用のハッシュタグ、フォロワーに使ってもらう参加型のハッシュタグ、コラボのハッシュタグなど、目的に合わせて使い分けます。1つのポストでは2つまでに絞り、モーメントのハッシュタグと自社のハッシュタグを組み合わせるのが使いやすい形です。