企業のX投稿を見ていて、「この企画、うまいな」と思うことがあります。
思わず反応したくなる投稿。商品やサービスの特徴を上手に使った投稿。毎年恒例の行事なのに、少し違った見せ方で話題を集める投稿。
そうした事例を見つけると、とりあえずブックマークしておく。
でも、いざ自分が企画を考えるときに見返してみると、意外と使いどころが難しい。
「面白かった」という記憶は残っていても、何が面白かったのか、どんな工夫があったのかまでは整理できていないからです。
そんな投稿事例を、もう少し使いやすい形で残しておきたい。
そう考えて、企業のX投稿を集め、企画の参考になる情報を整理するメディア「Relens」を公開しました。
面白い投稿を集めるだけでは、もったいない
企業のXマーケティングに関する情報は、すでにたくさんあります。
話題になった投稿のまとめ、成功事例の紹介、フォロワーを増やすためのノウハウ。
もちろん、どれも参考になります。
ただ、実際に企画を考える立場からすると、もう一歩踏み込んだ情報が欲しくなることがあります。
例えば、ある企業のお正月投稿が大きな反応を集めていたとします。
知りたいのは、いいね数だけではありません。
なぜその投稿が注目されたのか。お正月という行事をどう使っていたのか。商品の特徴がどこに生きていたのか。同じ考え方を、別の業種でも応用できるのか。
そして、実際に制作するなら、どれくらいの準備が必要なのか。
こうした疑問を一つずつ整理できれば、他社の投稿は単なる参考事例ではなく、次の企画を考えるための材料になります。
Relensで紹介していくこと
Relensでは、企業のX投稿を中心に、次のような情報を整理していきます。
- 投稿事例:実際に企業が公開した投稿と、その内容
- 企画の切り口:記念日、季節行事、商品特性、参加型企画など、投稿の発想
- 反応の傾向:いいねやリポストなど、公開情報から確認できる反応
- 企画の応用:ほかの企業や商品でも参考にできそうな考え方
- 実施時の注意点:制作の手間、準備期間、権利関係、運用上のリスク
特に大切にしたいのは、「自社だったら、どう使えるだろう?」という視点です。
有名キャラクターを起用した投稿が話題になっていても、どの企業でも同じことができるわけではありません。
一方で、その投稿が使っている発想自体は、身近な商品や自社のサービスに置き換えられるかもしれません。
事例をそのまま真似するのではなく、企画の考え方を持ち帰れる。そんな記事を増やしていきたいと思っています。
なお、公開されている反応数だけで、施策の成功や失敗を判断することはできません。
投稿の目的も、広告配信の有無も、企業ごとに異なります。反応が生まれた理由についても、外から確認できない部分があります。
そのため、確認できた事実と、そこから考えられる仮説はできるだけ分けて扱っていきます。
企画は、投稿するずっと前から始まっている
企業のX運用では、投稿当日に何を書くかを考えるだけでは間に合わないことがあります。
季節の企画であれば、数週間前から準備が必要になることもあります。キャンペーンなら、社内確認や景品の手配、規約の整備も必要です。
だからこそ、日頃から事例を見つけ、気になった企画をストックしておくことには意味があると思っています。
例えば、翌年のお正月企画を考えるとき。
前年に各社がどんな投稿をしていたのかを一覧できれば、企画の方向性を考えるところから始められます。
そこに、投稿の反応や企画の特徴、制作上の注意点まで整理されていれば、社内でアイデアを検討するときにも使いやすくなります。
Relensを「X企画の仕込み帖」と呼んでいるのは、そんな使い方をしてほしいからです。
まずは、季節の企画から
最初は、元日・お正月など、企業が毎年取り組む季節の投稿を中心に扱っていきます。
今後は、フォロー&リポストキャンペーン、記念日投稿、商品紹介、ユーザー参加型企画なども取り上げる予定です。
日々の投稿ネタを探しているときにも、少し先の企画を考えるときにも、過去の事例を探したいときにも。
必要なときに開いて、企画のヒントを一つ持ち帰れる場所にしていきたいと思います。
まだ始まったばかりの小さなメディアですが、少しずつ事例を蓄積していきます。
次のX企画を考えるとき、Relensを思い出してもらえたらうれしいです。
X企画の仕込み帖、はじめます。